映画「のび太の宝島」あらすじ

空き地で出木杉がみんなに小説『宝島』の話をする。のび太は「宝島に行こう!」と熱い思いをぶつけるが、みんなはそんなの作り話だと取り合わない。
宝島を見つけてみせるとジャイアンやスネ夫に宣言したのび太は、ドラえもんのひみつ道具「宝探し地図」を使って、宝島を探すことになる。

のび太の奇跡の力(?)で宝探し地図に宝島が示される。その宝島のある太平洋上には新しい島が突然現れ、いつものメンバー(ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫)でノビタオーラ号に乗り、島を目指して航海を進める。

しかし、島に上陸する手前で突如現れた海賊たちに襲われ、しずかはセーラという少女に間違えられて海賊たちににさらわれてしまう。海賊たちは新しい島の底へと逃げこみ、島そのものが海賊船へと姿を変え、のび太たちは追いかけることも出来ないまましずかと別れてしまう。

海賊たちが逃げた後、のび太たちは海に浮かんでいた少年フロックと、オウム型ロボットのクイズを助ける。フロックは海賊船から脱走したメカニックで、しずかが間違われたセーラという少女はフロックの妹と判明。更に、海賊船の船長シルバーは、フロックとセイラの父親だった。

しずかを助けるために、海賊船へ向かう一行。その頃しずかは、セーラと仲良くなり海賊船での生活に徐々に馴染んでいくが、心の中ではのび太たちの救出を待ち望んでいた。

しずかを救うために海賊船に戦いを挑むのび太たち。船長シルバーの目指す大きな野望とは。。。

映画「のび太の宝島」感想

この作品は単なる冒険活劇ではなく、【父と子の親子の物語】としての完成度が素晴らしい。

映画序盤でのび太が「宝島を見つける!」言うと、ママからはお説教されてしまう。
諦めきれないのび太は「パパなら分かってくれるよね?」と言うが、ママの迫力に押されたパパは結局ママに同意し、のび太をたしなめる形になる。

深く落ち込むのび太は本編を通して成長し、妻を亡くし狂信的になる海賊船船長シルバーに「(父親が変わってしまって)僕(がフロック)だったら悲しい!」「大人が言うことは絶対に正しいの?」と問いかける。

のび太自身パパに何も言わずに家出をした。家出をするときパパは寂しそうにしていた。だからこそわかるそのパパの気持ちを背負った一言一言が、シルバーの心に突き刺さり、シルバーは改心する。

そして、エンディング時に『宝島』の小説を持ち、のび太と語り合うパパ。成長しているのはのび太(子供)だけではないのだ。

この作品はぜひ世のお父さんたちにこそ観てほしい。

「大人が言うことは絶対に正しいの!?」と問い、純粋に自然や友情を大切にするのび太たちの姿は大人になった今だからこそ観る価値があるのではないでしょうか。